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スタッフブログ・・・万年筆(カルテとインク2)

糀谷皮膚科専門医萩中商店街羽田空港大鳥居アレルギーアトピー性皮膚炎花粉症




こんにちは。
きゅーちゃん診療所スタッフです。
前回のブログで
「正式な書類は黒または青のインクで書く」
「青インクは万年筆時代の名残」
と書きましたがなぜでしょうか。


ボールペンが普及する、というか性能が良くなる以前は、万年筆が正式な筆記用具として使用されていました。
ところが万年筆のインクは
・水に流れる
・光などにより退色する
などといったことから文字を保存することが困難でした。


そこはさすが人間です。
いろいろ試行錯誤したんでしょう、いいインクを開発しました。
化学反応を利用したインクです。

「ブルーブラック」と呼ばれるインクです。

万年筆で用いられるブルーブラックは、第一鉄イオンが酸化して第二鉄イオンに沈殿することを利用して作られているそうです。
ようは無色透明の酸化鉄溶液で文字を書くと書いたときには透明ですが、しばらくすると酸化作用によって文字が黒く浮き上がってくるという仕組みだということです。
でもそれでは書いたときは透明なので書いた文字が確認できず不便です。
だから青い色を付けて文字を確認しながら筆記できるようにしたということだそうです。
ブルーブラックとは染料の青と化学作用によって作られた黒が混ざってできたものだそうです。
書いた時点では青と黒の間のような色合いなのですが時間が経つと黒だけが残ることになります。
この黒は水に強く消えないというものです。
これがブルーブラックなんです。
でも、このインクはもう作っているメーカーが少なくなって来たようです。
名前だけブルーブラックと残っているインクはたくさんあるので、注意が必要です。


本来のブルーブラックで今作られている代表的なものを紹介します。
・ローラー&クライナーのサリックスとスカビオサ(スカビオサは珍しいことに紫色です)
・ダイアミンのレジストラーズ
・プラチナ万年筆のブルーブラック
・ペリカンのブルーブラック
このあたりでしょうか。
ちなみに先生がよく使用しているのは、ローラー&クライナーのサリックスとスカビオサです。
ブルーブラックインクの注意点は鉄ペンで使用すると錆びるということです。
金ペンで使用するインクだと思います。
ただ、とても詰まりやすいインクです。
でも、詰まったらビタミンCで洗うと落ちやすいです。
毎日使うと詰まらないですが、間隔があくとインクが乾いて詰まりやすいです。


万年筆インクには大きく2種類あります。
・顔料インク
・染料インク
ブルーブラックは、染料インクに分類されるそうです。
水に流れにくく退色しにくいインクとして、ブルーブラックと顔料インクがあります。
顔料インクは粒子が粗い?ためペン先を詰まらせます。
本体とキャップの密閉性が良くてインクがとても乾きづらいプラチナ万年筆の#3776に顔料インクを入れて使用したのですが、詰まってしまいました。
しかも洗っても落ちなくて万年筆がダメになるかと思いました。
きっともう使いません。


長くなりましたが、こういった理由があって青いインクは特に海外では広く一般的に使われています。
日本は黒インク主流(青インクで履歴書なんて書いたら即不採用決定となりそう)ですが、その背景には墨汁文化が影響しているといわれています。











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